top of page
メタボのお腹をメジャーで図る男性の腹部

生活習慣病、肥満外来のQ&A

ウェルネスササキクリニックのロゴマーク

東京都板橋区のウェルネスササキクリニック

生活習慣病・肥満外来への
​よくある質問

生活習慣病・肥満外来に関して、

ウェルネスササキクリニックへ

お寄せいただくよくある質問を

​まとめています。

疑問に思っている女性のイラスト

当クリニックでの肥満外来では、食事や運動といった生活習慣の見直しと薬物治療を組み合わせた肥満治療を行います。様々な抗肥満薬の出現により治療効果は高まりましたが、薬を使った治療によってもっとも効果が出るのは、適切な食事や日々の運動習慣と組み合わせた時であり、長期的に見てリバウンドしないダイエット成功のかぎとなります。

対象となる患者さんは成人で、日本語での診察およびカウンセリングの理解が可能な方です。

 

肥満治療に用いる治療薬は大きく分けて、漢方薬と食欲を抑制する二つのタイプの薬があります。漢方薬には体の代謝を高めたり、ストレスや不安から生じる過食を抑える働きがあります。女性では月経に伴うイライラや過食が多くみられ、漢方薬にはこうした症状を和らげる効果もあります。

 

食欲を抑制する薬は、食欲中枢を抑制するサノレックスと、食欲抑制と減量効果が認められるGLP-1関連薬マンジャロ、リベルサスに大別されます。

全ての治療薬はそれぞれ体重減少率が異なりますが、食事療法や運動療法をあわせて行うことにより、よりいっそう有効性が高まります。

1.

ウェルネスササキクリニックの肥満外来は、どんな人が対象で、どんな治療を行うのですか

当クリニックで使用するGLP-1関連薬は、注射薬のマンジャロ(一般名チルゼパチド)と、経口薬のリベルサス(一般名セマグルチド)です。GIP/GLP-1受容体作動薬は小腸から分泌されるインクレチンホルモンに作用し、インスリン分泌を促進、食欲の抑制作用があります。注射薬のマンジャロは、週一回2.5mgより皮下注射を開始して順次増量し、最大15mgまで52週継続した場合10.7kgの体重減少が報告されています。経口薬のリベルサスは、1日一回早朝空腹時に3mgを服薬、最大14mgまで増量しますが、半年で最大4.4kgの体重減少が報告されています。

 

GLP-1関連薬は本来糖尿病の治療薬であり、肥満治療目的での投薬は全額自費となり、定期的な通院が必要です。オンライン診療での治療はできません。

自費診療では予約診察料5,000円、マンジャロ1ヶ月4本分の値段は2.5mg(導入期)25,000円、5.0mg30,000円、7.5㎎40,000円、10.0㎎50,000円です。用量が増えるとより高額になります。リベルサス1ヶ月分(30錠)の値段は、3mg錠10,000円、7mg錠20,000円、14mg錠30,000円(以上すべて税込み価格)です。

 

現在すでに他医療機関でインスリン注射ほか糖尿病の治療を行っている患者さんに対して、当院ではGLP-1関連薬を使った肥満治療は行いません。また、これまで膵臓や胆嚢疾患のある方、イレウスなど腸疾患のある方には使用できません。GLP-1関連薬には副作用として低血糖、胃腸障害ほか、膵炎、胆管炎など重篤なものもあり、定期的な来院の上、診察と血液検査が必要になります。

2.

GLP-1関連薬はどんな薬で、どんな人が適応になるのか、またその効果と費用を教えてください

サノレックスは一般名マジントール、BMI35以上の高度肥満症の患者さんに保険適応がある肥満治療薬で、食欲中枢に作用し食欲を抑制します。服用開始から1ヶ月で平均2〜3kgの体重減少、食事療法と併用した場合には12週間で平均8.2kgの体重減少が報告されています。

 

サノレックスの初期投薬量は1日一回昼食前に1錠(0.5mg)、薬剤負担は3割保険で1ヶ月1,550円、BMIが35未満の肥満の方では自費となり、1ヶ月分5,175円になります。

 

依存性を生じやすいので1回の治療期間は3ヶ月間に限定されますが、食事療法や運動療法を併用することで有効率を高め、薬への依存リスクを減らすことができます。頭痛や便秘、不眠、口渇感などの副作用があります。うつ病や緑内障がある人には使用できません。

3.

サノレックスはどんな薬で、どんな人が適応になるのか、またその効果と費用を教えてください

防風通聖散は脂肪分解、燃焼促進、便秘解消といった複数の作用により減量効果が期待できる漢方薬で、保険適応(保険3割負担は1ヶ月630円)です。食事運動療法との併用で、2ヶ月で腹部内臓脂肪の減少を伴う有意な体重減少(BMI-4.3%)が認められました。ふだん便秘がちで、血圧が高めの内臓脂肪型肥満(メタボリックシンドローム)の人に有効で、継続的な服用が大事です。

 

防風通聖散以外にも、漢方薬にはストレスや不安を緩和して、過食などの食習慣を是正すのに有効な薬が種々あり、生活習慣を見直してじっくりと減量したいタイプの人に向いています。

ただし注意をしないと、間質性肺炎、低カリウム血症、偽アルドステロン症、肝機能障害、腸間膜静脈血栓症などの副作用報告もあり、長期服薬の場合は定期的な診察と検診が必要です。

4.

防風通聖散はどんな薬ですか

肥満外来を受診する患者さんにとって、これまでの食習慣や食行動を見直すことはリバウンドしないダイエットへの第一歩です。イライラ食いや気晴らし食いを改めるためには、ストレス対処法の学習やストレスを軽減する薬物治療も効果的です。また、ついつい目の前にあるお菓子を買ってしまったり、食料品を余計に買い過ぎたりする人にとって、食の動機を見つめなおすことが大事です。多くの肥満患者さんでは、空腹・満腹感覚が鈍くなっており、空腹感を基準に食事をする食習慣を確立する必要があります。下記の肥満遺伝子検査の結果は、自身の肥満体質から判断した場合、糖質制限、脂質制限のどちらがより有効かを教えてくれます。

 

生活習慣病の患者さんでは、高血圧や糖尿病といった個々の病態に併せた食事療法を進めることにより、薬物治療の有効性をいっそう高めることが可能になり、服薬中の降圧薬や糖尿病治療薬の減薬が可能になります。バランスのよい食事、病気にならない健康的な食事を考える材料として、食事バランスガイド地中海式食事のピラミッドが参考になります。

食事バランスガイドの図表

※画像をクリックすると拡大表示されます

  1. 主食(炭水化物)

  2. 副菜(ビタミン、ミネラル、食物繊維)

  3. 主菜(蛋白質、脂質)

  4. 乳製品(蛋白質、カルシウム)

  5. 果物(ビタミン、ミネラル)

食事バランスガイドは1~5の五つのグループの食品(栄養素)を組み合わせてバランスよく取れるよう、それぞれの適量をコマのイラストで示しています。

5.

肥満外来、生活習慣病外来ではどんな食事指導を行うのですか

肥満の患者さんでは、ただ食事量のみに注目してカロリー制限を行ったり食欲を抑える薬物治療を続けても、減量には限界があります。日常の生活で可能なところから運動不足を解消し、身体のエネルギー代謝を高めることをせずに、持続可能なダイエットは困難です。

運動というと、ランニングや水泳、エアロビクスダンスやジムでのマシーントレーニング(筋トレ)など、運動強度の高い種目を思い浮かべがちですが、日常体を動かす生活活動(よく歩く、駅や建物でエレベーター、エスカレーターをなるべく使わず階段を昇る、軽い体操を行う、仕事合間にストレッチをするなど)を段階的に増やしてゆくことが、肥満解消に役立ちます。

また肥満遺伝子の結果から、体質的に有酸素運動や筋トレの必要性の有無にも着目して、運動メニューを組み立てるのが効果的です。

 

生活習慣病で薬物治療中の患者さんでは、自身の体力とそれぞれの病気に応じて、有酸素運動や筋力トレーニングの目標を設定します。運動療法の効果は、体重・体脂肪の減少、血圧値や血糖値の低下、脂質代謝や肝機能などの改善に表れ、服薬中の薬の軽減を可能にします。肥満やメタボリックシンドロームの改善のため、運動量の具体的な目標設定にはエクササイズガイドが参考になります。

エクササイズガイドの図表

※画像をクリックすると拡大表示されます

  1. 身体活動=運動+生活活動 合計週23エクササイズが目標

  2. 運動:筋力トレーニング、速歩、ジョギング、水泳など、ジムや野外で一定時間集中して行われる身体活動

  3. 生活活動:歩行、自転車、階段昇降など日常生活の中で行われる身体活動

6.

肥満外来、生活習慣病外来ではどんな運動指導を行うのですか

個人の体質に合わせたオーダーメイドの肥満治療のために、肥満遺伝子診断が有用です。

これまで知られている代表的な肥満遺伝子には以下の四つがあります。当クリニックでは希望者に、肥満遺伝子検査(7,800円税込み)を行い、カウンセリングを通じて、患者さんがより達成しやすく継続しやすいように、個人の体質に合ったきめこまかい食事・運動指導を行っています。

遺伝子検査では、糖質、脂質、タンパク質の代謝の働き具合、基礎代謝の高低と併せて、肥満と関わりの深い食行動(過食や高カロリー嗜好)も評価が可能です。肥満遺伝子検査はオンライン診療でも行うことができます。

1)ADRB3内臓脂肪型遺伝子
ADRB3はインスリン抵抗性に関与する遺伝子で、糖質代謝の働きが悪く、基礎代謝が低下する、内臓脂肪型肥満の遺伝因子です。34%の日本人にこの遺伝子の変異が存在します。糖質を過剰に摂りすぎるとお腹周りに脂肪が付きやすく、食事では糖質制限、運動療法では有酸素運動を積極的に行います。

 

2)ADRB2やせ型遺伝子
この遺伝子の変異は日本人の16%に存在します。標準より基礎代謝が高くなるやせ型タイプですが、タンパク質の代謝が悪く、一度太りだすと痩せにくい欠点があります。肥満者では適切なカロリー摂取と併せて、運動療法(特に筋力トレーニング)を積極的に行うことで、安静時代謝量が100-300Kcal亢進し、肥満改善が期待できます。
 

3)UCP1皮下脂肪型遺伝子
熱産生蛋白質の遺伝子で、脂質代謝の働きが悪く基礎代謝も低下する皮下脂肪型肥満の遺伝因子です。日本人の16%にUCP1異常が認められ、脂質の過剰摂取により下半身に脂肪が付きやすくなる特徴があります。そこで食事療法では脂質(とくに動物性脂肪)の制限を行います。

4)FTO食行動調節系遺伝子
肥満と脂肪量に関係する遺伝子で、無意識に高脂肪、高カロリーのものを選んでしまう傾向がある、「高カロリー嗜好」「過食傾向」タイプの遺伝子です。

7.

肥満遺伝子検査とは

腸内フローラとは人の腸内に生息する多種多様な細菌叢のことで、宿主であるその人の健康状態に大きな影響を及ぼします。それらの細菌は、1善玉菌(アクチノバクテリア門)、2悪玉菌(プロテオバクテリア門)、3日和見菌(バクテロイデーテス門/ファーミキューテス門)に大別され、3の日和見菌に属する二つのグループのうち、バクテロイデーテス門の比率が大きい人ほど肥満度が低いこと、さらに食習慣の改善によってバクテロイデーテス門の細菌が増えてダイエットに役立つことが確かめられています。
 

ダイエットの基本が食事(適切なカロリー摂取)と運動(消費カロリーの増加)であることに変わりはありませんが、今、第三のダイエット法として腸内フローラの改善が注目されています。

当クリニックでは、適切な食事、運動療法を行っていても、なお減量が困難な肥満患者さんを対象に、カウンセリングと腸内フローラ検査(19,800円税込み)を行っています。腸内フローラ検査はオンライン診療でも行うことができます。

8.

腸内フローラ検査とは

食事療法で取り上げている、ウェルネスササキクリニック院長・佐々木 巌 医師が提唱する「地中海式ダイエット」では、我慢せずにおいしく食べながら健康長寿を目指す食生活をすすめています。
野菜・魚・オリーブオイルを中心にした食習慣であり、心と体のバランスを整えるライフスタイルそのものです。

こちらのページをご覧ください

さらに詳しく「地中海式ダイエット」について知りたい方に、(癒しの空間としての地中海世界)をご案内しています。

9.

地中海式ダイエットについて教えてください

生活習慣病、肥満外来に関してのお問合せはこちらから

bottom of page